今回は「インプット」と「アウトプット」のお話について。
大人になっても学ぶ機会というのはあります。 本で読んだり、セミナーや講演会に行ったりすることもあります。 これは学んでいる段階、つまり「インプット」をしているという段階です。
でも、「インプット」しただけでは、 学んだ内容は数日も経てば、ほとんど抜けていってしまいます。
学びを自分のものにするためには、「アウトプット」が欠かせません。
「嫌われる勇気」という本を読んだ30人に「『アドラーの心理学』とは何ですか?」という質問をしたそうです。 (「嫌われる勇気」はアドラーの心理学について書かれています。) しかし、的確にその内容を答えられたのはわずか3人。 9割の人は本を読んだにも関わらず、内容を答えられなかったそうです。
つまり、学んだだけでは、分かったつもりになっただけで、 身に付いているわけではない。
だから、「インプット」したら、 必ず「アウトプット」するということが重要になってきます。
例えば、ブログやツイッターに書く、人に話す、ラジオで話す…etc 「アウトプット」する方法はたくさんあると思います。
とにかく、学んだことをもう一度生成していく。 「記憶の生成効果」と呼ばれたりします。 もう一度、自分で生み出すことが記憶の定着につながります。
自分自身も学んだことや感じたことは、 stand.fm(ラジオ)やブログ、ツイッターに書いています。
そうするとやはり、アウトプットした内容は自分の中にしっかりと残っていきます。だから、アウトプットの重要性はめちゃくちゃ感じています。
これは、中高生の勉強でも全く同じように当てはまります。
授業を受ける、教科書を読むだけでは「インプット」で終わっていまいます。
だから、問題演習する、チェックテストをするなどという「アウトプット」が定着には欠かせません。塾では「インプット : アウトプット」は「3 : 7」の割合を意識して授業を組み立てています。
さらに、私たちが制作している「ユニバープラス」という中学生向けのデジタル教材も、
「インプット」(映像で学ぶ)→「アウトプット」(問題演習・確認テスト)という流れを組み込んでいます。
「分かったつもり」で終わらせないことがとても大切です。
どんな場面でも「アウトプット」までが「学び」ということを意識していきましょう!
Comments